『東京コンタクト・インプロ・フェスティバル2025. Vol.17』のお知らせ
2025年 4月28日(月)〜 30日(水)
国立オリンピック記念青少年総合センター
(東京都渋谷区代々木神園町3-1)アクセス
【参加費】 | ||
A. 合宿一般 | 54,000円 | |
B. 合宿早割/学生/海外参加者 | 50,000円 | |
C. 通し一般 | 37,000円 | |
D. 通し学生/海外参加者 | 33,000円 | |
E. ビジター一般 | 4,500円 / (CI) 1クラス | 4,000円 / 合気道 (CI) 1クラス |
F. ビジター早割/学生 | 4,000円 / (CI) 1クラス | 3,000円 / 合気道 (CI) 1クラス |
G. JAM | 1,500円(保険未加入) | |
H. Performance・報告会見学料(JAM含む) | 4,000円 | フェス参加者ビジター 3,000円 |
* 申込締切・通常: 2025年 4月18日(金)
* 合宿旅行保険料・クラス障害保険料込 (G.H.は除く)
* 合宿(A.B.)は、3泊分(28~30日)の宿泊料込・食費別
参加を申込む
Program
CI-A
『困難な時代に柔軟な回復力と支えを提供するダンス・インプロビゼーション実践』
インプロビゼーションの実践には、その中心に脆弱さを内包する、深い直感と厳密性があります。その開かれた状態にある、自身、他者、そして環境へ気を配り、関わり、尊重し、反応できるスキルを伸ばすことが、力強く変幻自在な創造的ワークを生み出します。相互に繋がりあう場から学ぶことで人生の課題や複雑さに向き合うための回復力(レジリエンス)や洞察力を得ることができます。
このワークショップでは、カースティが自身の人生の浮き沈みを乗り越える助けとなった「人生の鍛錬」として、40年に及ぶダンス・インプロビゼーションへの深い関わりから辿り着いた、ムーブメント実践とその根底にある哲学を共有します。身体的な訓練と一体となって、この困難な時代に立ち向かい対応するための回復力を養うために訓練の実践が極めて重要だという彼女の視点を明らかにしていきます。彼女自身が命を脅かすような病気を最近経験したことから、人生最大の試練が訪れた時に、地に足をつけたダンスの実践がどのように私たちを導き支えてくれるか、そして人生肯定につながる健康上の利点について身をもって語ってくれます。
彼女が活用するのは、コンタクト・インプロビゼーション、ダンステクニック、アレキサンダー・テクニーク、合気道、瞑想などの多くの経験とパフォーマンスにおけるインプロビゼーションについての幅広い知識です。ワークショップのエクササイズ、遊び探求できるオープンな時間、ムーブメント・スコア、観察、内省、深く耳を傾けること、ディスカッション、そしてユーモアを用いてワークを行なっていきます。本ワークショップでは、パートナーや他者とかかわるワークを主に、考察や振り返りのためのソロワークとバランスを取りながら進めていきます。
これは、スタジオ空間での実践と自然環境でのムーブメント・スコアを探究する可能性の両方において、練習の実践の中にある知恵に深く潜り込む貴重な機会となるでしょう。カースティは、人生を肯定する体現知識の本質的な重要性を軸に、深く耳を傾け、深く問いかける訓練を追求してきた長い年月の中で蓄えた深いボディマインドの知識を通して、本ワークショップをガイドしていきます。
CI-B
『リンゴの冒険の続き*』
このワークショップでは、コンタクト・インプロビゼーションを通じて、動くこと、動かされること、そして絶えず変化する力や環境とともに動くことが、どのように感じるかを探求します。
私達は「気づく」ということに注目し、1人または他の身体とともに動くときに、どのように気づく範囲を広げられるのかを考えていきます。
そこでは、スティーブ・パクストンの「背骨のためのマテリアル」、リサ・ネルソンの「チューニング・スコア」、そして動きとパフォーマンスに関する私自身の研究を材料に、対話をしながら、すすめていきます。
私達は倒れ、起き上がり、注ぎ、拡がる;浮かびあがり、飛ぶ;転がり、宙吊りを経験します。地球という大きな体と関わり合う小さな体として存在することが何を意味するのか実験し、その関係が、どのように単純で複雑な動きを引き起こす条件となるのか遊びます。
私達の動きを引き出していくために、解剖学的な地図、身体と想像力と感覚を相互に用いた実験、からだもこころも全て使い踊るためのスペースを開くスコアを用いていきます。
*タイトルは、パクストンが、木から落ちるリンゴから引力を発見したニュートンの黙想を引用しながら行うCI映像『Fall After Newton』内の有名なセリフが参照されています。詳しくは会場でチャーリーの説明を聞きましょう。
合気道(CI)
『融合』
コンタクトインプロヴィゼーションは、合気道の動きをダンスへ取り入れたと言われています。
スティーブ・パクストンが合気道に触発された理由は?
合気道の精神、動きの真髄、基本的な事を体験し、流れに身を委ねるCIとの関わり(繋がり)を探求していきましょう。
講師:髙橋弘子 合気会合気道四段(歴約21年)